著作権について(FAQ)
皆様からよくご質問頂く項目を掲載しました。
 

項番

ご  質  問

回     答

1 中学校で、全クラスに共通の授業をするために、ある資料をインターネットから収集して生徒に配布することができますか? 複製はOK!ただし、ソフトウェアやドリル類はNG!
まず、各クラスで「授業を担当する者」 がインターネットから資料(著作物を収集して複製することは差し支えがありません。この場合、校長や教頭、 学年主任などがその権限に基づいて複製することはできません。もちろん、教育委員会が複製することも違法です。 ただし、数人の先生が授業を担任するとして、そのうちのどなたかが代表して複製物を作られることは適法です。 複製される先生は、ご自分の分のほかは、他の先生の手足として複製することになるわけです。 (複製業者に依頼してすることはできません。)また、生徒さんに指示して複製することも差し支えありません。 なお、授業を担任される先生が複製するとして、インターネット上の資料が、特定の学習者が料金を支払って利用 することを前提としているものである場合(例えば、ソフトウェアやドリル類)には、35条の適用はありませんので、 複製できません。ちなみに、教材用フィルム等は作成部数が少なく、わずかな複製でも販売市場に与える影響が大きい ために許されないと解されています。適法に利用できる場合であるとして、その資料の「出所」を明示する慣行がある場合は、 複製の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度により、出所を明示する必要があります。 この「慣行」の有無は原則的に利用者が調査する必要がありますので、一般論として「出所明示」をしておかれる方が無難です。
2 授業中に、生徒にインターネットにアクセスさせ、そこで取得した資料を授業で使うことができますか? また、その場合、各生徒のパソコンに保存させることができますか? データの保存に注意!
非営利の教育機関で、本人(授業に参加する生徒)が複製することは差し支えはありません。 ハードディスクに保存する場合も、パソコンを保有する生徒本人が使用する分には問題がありません。 しかし、そのパソコンを不特定多数の生徒等が使用する場合であれば,CD-RやFDに保存させ、ハードディスクからは消去させる ことが必要です。インターネット利用では、受信・視聴までは当然に許容されていると考えてよいのですが、CD-R等への蓄積や プリントアウトは基本的に著作権者の許諾が必要です。もちろん30条の私的複製や35条の学校教育における利用に該当すれば かまいません。また、他の人にディスプレイに見せる行為は基本的な「上映」(38条)に該当します。したがって非営利・ 無料でなければ権利者の承諾が必要になります。また、前述のとおり、その資料が特定の学習者が料金を支払って利用することを 前提としているものである場合は、複製できません。先生が複製を示唆すれば、著作権侵害の教唆犯になるとともに、民事責任を 負うことになります。問題は、こちら側が情報をサーバーにアップロードする場合です。 これは、アクセスがあり次第送信できる状態に置くことを意味しますが、ホームページ(サーバ内にコピーができる)の場合は 複製権そのものと送信可能化権の処理をしなければなりませんし、インターネット放送・ウェブキャスト (サーバー内にコピーができない)等の場合も送信可能化権の処理が必要です。なお、アクセスに応じてする送信は、 「送信可能化」とは別の問題ですので、原則的に了解が必要です。(引用、点字データ送信、リアルタイム字幕、報道の例外があります。)
3 地区外のある学校とインターネットを利用した交流授業をしたいのですが、著作権法上、問題があるでしょうか? 第三者の著作物の使用に注意!
2つの学校(会場)に主従の関係がないとすれば、A校からB校に、B校からA校へ の公衆通信が行われていることになります。インターネット利用ということですから、授業に参加する両校生徒等以外の 不特定多数の方の視聴が可能であると思いますが、そうであるとすれば、そこで第三者の著作物が使われれば著作権 (公衆通信権)の侵害になります。仮に、パスワードなどでセキュリティが確保されているとすれば、通信側で使われている 教材資料等を相手方に送信することはできますが、当然の前提として、通信側での著作物利用は35条の要件を満たしている ことが必要です。前述のとおり著作物の種類や用途などからして著作権者の利益を不当に害する利用はできません。
4 学校の保有している35ミリの映画資料が古くなってきたので、VTRやDVD、 あるいはパソコンに保存したいのですが?また、中学校の図書館資料を複製して 保存することができるでしょうか? 複製は認められません!
著作権法上認められません。映画の場合は、映画の著作権者(29条)の許諾が必要です。 また、図書館については、小中高校の図書館・図書室は31条の「図書館等」に該当しません。 従って、そもそも「複製」はできません。
5 生徒がある音楽コンクールに出場しました。それがTV放映されたので、 自宅で録画し授業に使いたいのですが。また、その録画したDVDを 図書室などで貸し出すことはできますか?学校のホームページに登載することはどうでしょうか? 授業での使用はOK!図書室などの保存は許諾が必要!
TVからの録画は、私的利用(30条)の範囲でする ことができますし、35条の要件を満たす範囲ですることも可能です。ただし、35条の場合、複製物は授業で反復使用 する必要がある場合を除き、速やかに廃棄・消去することが必要です。従って、その媒体を図書室などに保存するとなると、 私的利用ではありませんし、35条の要件も満たしませんので、原作品の著作権者、出場した生徒(実演家です)、 それを録画したもの(通常、映画の制作者です)、TV放送局の許諾を得ることが必要になります。 著作者には上映権(22条の2)がありますし、実演家には録画権(91条)や送信可能化権(92条の2)があるのです。 従って、無許諾で可能であるのは、個人的な録画とそれを利用した授業における利用までです。
6 映画やビデオを上映したいのですが? 人の集まるところでの上映はNG!
図書館やレンタルビデオ店で借りたビデオは、個人で視聴するためのもので、 サークル活動や文化祭、子ども会など、人の集まるところでの上映は、法律で禁止されています。 視聴覚センター・ライブラリーでは、この様なときに使用できる著作権済みのビデオや映画フィルムの貸し出しを行い、 あなたの生涯学習を支援しています。(営利目的の場合を除く)

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